指導者・援助者用
食育・離乳
授乳・離乳の支援ガイド (2019年改定版)実践の手引き
- 初版:2020年04月 発行:2021年05月
- 価格:¥6,000+税
- コード:0031
- サイズ:A4判 144頁
- ISBN:978-4-938481-31-5
- 版:第2版
- 監修
- 五十嵐隆(国立成育医療研究センター理事長、東京大学名誉教授)
- 指導
- 楠田聡(東京医療保健大学・大学臨床教授)
清水俊明(順天堂大学医学部小児科学講座主任教授、同大学院医学研究科小児思春期発達・病態学講座主任教授)
鈴木俊治(日本医科大学附属病院女性診療科・産科部長、同大学院教授)
田村文誉(日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック/口腔リハビリテーション科教授)
堤ちはる(相模女子大学栄養科学部栄養科学研究科・健康栄養学科教授)
成田雅美(東京都立小児総合医療センターアレルギー科医長)
- メニュー指導
- 高橋嘉名芽( 恩賜財団母子愛育会総合母子保健センター愛育病院栄養科科長)
2019年3月に厚生労働省から公表された「授乳・離乳の支援ガイド(2019年版)」の改定を受け、『授乳・離乳の支援ガイド実践の手引き』も新たに改定版としてアップデートしました。 平成30年厚生労働省「『授乳・離乳の支援ガイド』改定に関する研究会」委員を中心とした編集委員の指導のもと、授乳・離乳の望ましい支援のあり方と基本的事項をまとめています。現場で支援にあたる母子保健指導者・医療関係者に広くご活用いただける内容です。
『授乳・離乳の支援ガイド(2019 年改定版)実践の手引き』第 2 版で修正した主な箇所(PDF形式:29KB)
目次
- 巻頭言 五十嵐隆
- 「授乳・離乳の支援ガイド」について
- 妊娠、出産、子育てを取り巻く状況
- 授乳および離乳の支援にあたっての考えかた
- 胎児期・乳児期の栄養と、将来の健康
- 授乳編
第1章
授乳の支援に関する基本的な考え方- Ⅰ.適切な支援で、子育てに自信と喜びを
授乳とは
授乳の種類にかかわらず、育児に自信を持てる支援を>
授乳について困ったこと
- Ⅱ.母親への精神的支援(メンタルヘルスケア)
精神的支援(メンタルヘルスケア)の基本的な考え方
【コラム】産後うつ病について
妊産婦へ精神的支援(メンタルヘルスケア)
産後ケア事業について
- 第2章
- 乳児の消化機能の発達についての基礎知識
- Ⅰ.乳児の消化機能の発達と栄養摂取
乳児の栄養摂取の流れと消化機能の発達
【コラム】授乳後に母乳やミルクなどを吐いてしまう原因
【コラム】乳児の腸内細叢とその機能
乳児の消化・吸収の発達
消化管粘膜免疫の発達 - Ⅱ.消化器官の発達と乳児の便の状態
乳児の便の特徴
排便機能の発達
 【コラム】乳児の便秘; - 第3章
- 乳汁栄養の基礎知識
- Ⅰ.母乳の基礎知識
母乳分泌とは
母乳の成分・組成
母乳の免疫機能
【コラム】赤ちゃんを病気からまもる、初乳
母乳の利点
母乳育児での留意点
母乳の与え方 - Ⅱ.育児用ミルクの基礎知識
育児用ミルクとは
育児用ミルクの栄養・成分
育児用ミルクの種類
【コラム】乳児用液体ミルクについて
育児用ミルクの与え方 - Ⅲ.混合栄養について
- 第4章
- 授乳支援の方法
- Ⅰ.妊娠期から適切な支援を
妊娠中から授乳方法に関する正しい情報を提供
妊産婦の食事について - Ⅱ.出産後の支援のポイント
出産後の授乳支援内容
乳児の授乳リズムと睡眠リズムの確立
【コラム】母乳やミルクをあまり飲まない、あるいはムラがあって時間がかかる場合
家族や地域のサポート - Ⅲ.授乳の進行と離乳への移行
授乳の進行の支援内容
離乳への移行の支援内容 - Ⅳ.小さく生まれた乳児への授乳支援
小さく生まれた乳児とは
小さく生まれた乳児への授乳支援の考え方
小さく生まれた乳児への母乳育児
【コラム】小さく生まれた乳児の発育 - 第5章
- 母乳育児支援のポイント
- Ⅰ.母乳育児成功のための10のステップ(2018年改訂)
- Ⅱ.産科医療施設での支援の流れ
(1)妊娠中の母乳育児支援
(2)分娩時と出産直後の母乳育児支援
(3)出産後から退院までの母乳育児支援
【コラム】自立授乳に対する支援
(4)退院後の母乳育児支援
- Ⅲ.母乳不足で悩まないための支援
哺乳量が足りているかの見極め方
母乳不足を疑われるとき
- Ⅳ.授乳中の母親への支援
母乳と食事
母乳と睡眠
母乳とストレス
母乳と薬
たばこ・アルコール・カフェインの母乳への影響
授乳中の母親の影響とアレルギー
- Ⅴ.母乳育児はいつまで
母乳育児の継続、終了への支援ポイント
- 第6章
- さまざまな栄養法を選択する母親への支援
- Ⅰ.母乳を分泌量の少ない人、与えられない人への支援について
- Ⅱ.母乳から混合栄養に切り替えるときの支援
混合栄養にする前のアドバイス
混合栄養の方法 - Ⅲ.母乳育児復帰の支援
母乳育児への復帰支援に必要な情報
母乳育児支援の方法報
母乳復帰中の育児用ミルクの減らし方と体重の推移について
- Ⅳ.働く母親への支援
働きながらの母乳育児
母親以外の家族の協力と役割
産前、産後休業、育児休業、育児休憩などの制度活用の支援
- 第7章
- 授乳支援の実践
- Ⅰ.母乳の飲ませ方の基本
基本的な授乳姿勢と抱き方
基本的な乳児の姿勢と乳房への執着
- Ⅱ.授乳方法の基本
授乳時の基本的な赤ちゃんの姿勢と乳房の含ませ方 搾乳の準備
搾乳の方法
搾乳した母乳の保存方法(冷凍母乳)
- Ⅲ.母乳の保管方法と保管期間
冷凍母乳の解凍方法
冷凍母乳の運び方
【コラム】冷凍母乳の栄養分と成分
- Ⅳ.母乳の分泌をよくするマッサージの基本
【基底部マッサージ】
【乳首(乳頭、乳輪部のマッサージ)】
- Ⅴ.育児用ミルクの作り方の基本
粉ミルクの作り方
【コラム】調乳した粉ミルクの保存と再加熱
乳児用液体ミルクの使い方と注意点 - 離乳編
第1章
離乳の支援に関する基本的考え方と支援のポイント- Ⅰ.育児に自信をもてる離乳支援を
離乳とは
子どもの個性をふまえた離乳支援を
離乳支援の基本
離乳支援で配慮すべき点
- Ⅱ.離乳の開始について
離乳食の開始および完了時期の現状
離乳の開始の目安
早産児・低出生体重児の場合のについて - Ⅲ.離乳の進行について
離乳の進行と食べ方の目安
【図】離乳食の進め方の目安
【コラム】「離乳の進め方の目安」の表における「授乳・離乳の支援ガイド」平成19(2007)年版との相違点について 食事の目安
乳幼児の食事量について
食事の評価と成長の目安
発達がゆっくりな子に対する支援
離乳食の開始時期とアレルギー予防の関係 - Ⅳ.離乳の進め方の支援に関する留意点
離乳期には食事のリズムを大切に
離乳開始後の母乳や育児用ミルクの与え方
乳幼児の食事のとり方に対応した支援を
【コラム】子どもとのコミュニケーション - Ⅴ.離乳の完了について
離乳の完了とは
1日の食事量の目安について
完食(おやつ)の与え方
離乳完了後の幼児食 - 第2章
- 摂食機能から見た離乳の支援
- Ⅰ.乳幼児期の口腔機能の発達について
哺乳反射について
【コラム】指しゃぶり・玩具しゃぶり
摂食機能の発達の目安 - Ⅱ.乳幼児の摂食機能に沿った離乳食の与え方
&nbs支援のポイント
【コラム】粒状の離乳食をいやがる場合
【コラム】水を飲むときの口の使い方
- Ⅲ.手づかみ食べについて
&nbs手づかみ食べの意義
手づかみ食べの時期の乳幼児子への対応 - Ⅳ.食具食べについて
&nbs食具食べについて
食具食べの時期の乳幼児子への対応 - Ⅴ.むし歯予防のために
乳歯の発育
乳幼児のむし歯予防のポイント
家庭での口腔ケア
乳幼児期から定期的な歯科検診を
- 第3章
- 離乳食調理の関する支援の基本
- Ⅰ.離乳食調理の基本
心がけたい食品衛生
離乳食の調理方法
離乳食に適した食器・食具 - Ⅱ.離乳の進行に合った食品の使い方
離乳の食品の使い方
【コラム】新しい食品を与える時の注意点
【コラム】子どもの個性を踏まえて
【コラム】母乳やミルク、離乳食以外の水分補給
離乳期の鉄の摂取について
牛乳とフォローアップミルク
【コラム】乳幼児のビタミンD欠乏 - Ⅲ.子どもの味覚と調味
離乳食はうす味で、素材の味を活かしておいしく - Ⅳ.ベビーフードの活用について
ベビーフードの適正な利用についての支援を
ベビーフードの利点と課題、留意点
【コラム】ベビーフードを利用するときの留意点 - 第4章
- 特別な配慮が必要な場合の離乳支援
- Ⅰ.病気や体調不良の場合の対応
発熱の場合
かぜの場合
下痢の場合
吐き気、嘔吐の場合
便秘の場合
口内炎の場合
- Ⅱ.食物アレルギー
食物アレルギーとは
食物アレルギー発祥のメカニズム
食物アレルギーを持つ乳幼児、家族への支援へ
離乳期における食物アレルギー予防 - 第5章
- 離乳と食育
- Ⅰ.乳幼児の食育の目標
食育の目標
多様な暮らしに対応した食育の推進
- Ⅱ.子どもの発育・発達と食育
授乳期の食育
離乳期の食育
離乳完了のころの食育
子どもの成長を楽しんで - Ⅲ.支援の場を広げて食育を
食べる力を育む力を
【子どもの成長に合わせた食育活動の継続を - 特別編
- 災害時の授乳・離乳に関する支援
- Ⅰ.災害時の支援
災害時の妊産婦および乳幼児等に対する支援のポイント
災害時の栄養管理のポイント
【コラム】哺乳びんや乳首がないときの代替手段と飲ませ方 - Ⅱ.授乳婦、乳幼児への災害の備え
備蓄品一覧 - 離乳食作り
- 実践編
- Ⅰ.調理のポイント
調理操作
衛生面のポイント
おかゆ・軟飯の作り方
離乳食のまとめづくり - Ⅱ.離乳食の献立
離乳初期(5〜6ヶ月ごろ)
離乳中期(7〜8ヶ月ごろ)
離乳後期(9〜11ヶ月ごろ)
離乳完了期(12〜18ヶ月ごろ) - Ⅲ.鉄・カルシウム・ビタミンD不足を補う離乳食<
離乳中期(7〜8ヶ月ごろ)
離乳後期(9〜11ヶ月ごろ) - Ⅳ.ベビーフードの活用<
離乳初期(5〜6ヶ月ごろ)
離乳中期(7〜8ヶ月ごろ)
離乳後期(9〜11ヶ月ごろ) - Ⅴ.取り分け離乳食メニュー
大人の食事の取り分けで、離乳期から家庭の味を
取り分け離乳食の例
離乳中期(7〜8ヶ月ごろ)
離乳後期(9〜11ヶ月ごろ)
離乳食づくりを大人の食事にいかして - Ⅵ.完食(おやつ)レシピ
- Ⅶ.基本素材の月齢別調理形態