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指導者・援助者用

不妊相談の手引き

  • 初版:2006年04月
  • 価格:¥3,600+税
  • コード:0180
  • サイズ:B5判 192頁
  • ISBN:978-4-89430-180-6

監修
久保春海(東邦大学医学部第一産婦人科学教室教授)
執筆
安達知子(総合母子保健センター愛育病院産婦人科部長)
齋藤益子(東邦大学医学部看護学科教授)
遠藤俊子(山梨大学大学院医学工学総合研究部 臨床看護学講座教授)
木村好秀(前東邦大学医学部看護学科客員教授)
久保春海(東邦大学医学部第一産婦人科学教室教授)
協力
平山史朗(東京HARTクリニック・生殖心理カウンセラー)

生殖補助医療(ART)のめざましい技術革新は、不妊に悩む人々に朗報をもたらしましたが、その一方で、精神面の悩みをより複雑なものにしました。そんななか、不妊に悩む夫婦が頼りにすることのできる不妊相談の充実が求められています。本書では、不妊相談に必要とされる医療の基礎知識を簡潔に掲載するとともに、不妊に悩む人々の心理をていねいに解説し、相談における留意点や支援の要点をまとめています。不妊相談の際にはもちろん、相談窓口業務においてもご活用いただけます。

目次
第1章
不妊の現状
1不妊カップルが増えている
2不妊カップルの苦悩
3医療側からみた不妊治療の課題
第2章
生殖医療(不妊症)の現状
1不妊症の原因
2不妊症の検査と診断
3不妊症の治療
4不育症
第3章
不妊相談における支援のあり方
1不妊の問題とその背景
2家族や社会からの抑圧
3不妊相談における支援者としての役割
4「不妊」がもたらす心理と支援の実際
    ステップ1不妊に気づく段階
    ステップ2検査から診断へ
    ステップ3治療が始まる段階(性交タイミング指導)
    ステップ4人口受精(体外受精)の段階
    ステップ5治療が長期にわたるとき・とくに体外受精
    ステップ6治療を中断・終結する時期
5仕事の両立
6治療に関わる論理的ジレンマ
7経済的心配
8カウンセリング技法の基本
第4章
不妊治療後の支援
1妊娠が成立しなかった場合
2治療中断後に妊娠した場合
3妊娠が成立した場合
4夫婦の関係性を再構築するための支援
5出自の問題
第5章
不妊に対する社会的支援
1国の対策と支援の必要性
2不妊についての意識調査
3相談場所
第6章
不妊の予防
1個人的な予防対策
2社会的な予防対策
3精神心理的な予防対策
 
巻末付録
不妊に関するQ&A集
不妊に関する用語索引集
英字略語集
カウンセラーとして生殖医療にかかわって思うこと
~看護師さんへの期待~
不妊に関する自助グループ一覧